肩こりは放置するとキケンかも。。

肩こりは皆さんも経験する方が多い症状だと思います。肩こりを放置しておくといろんな弊害が起こる可能性があるので危険です。肩こりの凝る筋肉は首から肩甲骨上部に渡る僧帽筋とそれより深いところにある斜角筋の2つが代表的です。この2つの筋肉が硬くなり動きが悪くなる場合があります。まず斜角筋ですが、首の外側にあることから首から出る神経を挟んでいます。この筋が硬くなると神経や血管を圧迫することでシビレなど出る場があります。これを斜角筋症候群と呼び、胸郭出口症候群という症状の原因疾患でもあります。

また僧帽筋ですが、これらの筋肉は肩甲骨や鎖骨に付着するため、肩甲骨や鎖骨の動きや姿勢を悪化させ、肩の弊害を起こすことがあります。極端な場合は五十肩などの関節の痛みと硬さに影響を及ぼすことがあります。軽いものでは腕を上げたりした時に、関節が挟まれるようなイヤな痛みを起こすことがあり、「インピンジメント症候群」と呼ばれています。これらのことが肩こりの筋肉に関連する機能的な障害になります。さらに肩こりは自律神経にも深く関与し、循環器や上部消化管や呼吸器疾患とも関連することがありますので、いつになく強い肩こりはそれらのサインかもしれませんから、健康診断を受けるきっかけとして認識して頂けると、健康を損なう原因を解消できるかもしれません。